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120 WORKPLACE KOBE

  • 12月27日

a-mu  橋本 梨沙 さん 和田 美英 さん

a-muさんについて教えてください。

橋本さん:人や環境に優しいフェアトレードオーガニックコットンのマクラメ糸を使って、プラントハンガーやスマホショルダーなどの雑貨を製作しています。

どうして今の活動を始められたのですか?

橋本さん:お互い2児の母なのですが、子どもが通う児童館で出会い、ママ友として家族ぐるみで仲良く過ごしていました。そんな中で、コロナ禍で自宅に趣味の観葉植物を飾るために一緒にプラントハンガーを作り始めたんですが、楽しくてどんどん作品が増えていったんです。「これをどうにかできないかな」と考えていた時、別のママ友からマルシェに誘ってもらい「a-mu」としての活動がスタートしました。

和田さん:誘ってもらった時にはまだ屋号もなく、とにかく大急ぎで準備を進めました。今思えば、あの時に「やるか!」と決めて大きな一歩を踏み出せてよかったなと思っています。

活動をはじめて何か変化はありましたか?

橋本さん:私たち自身も周りも、本当に大きく変わりました。作品作りやイベント出店などの活動を通して、普通の主婦だったところから世界が大きく広がったと感じています。もちろん家族が1番大切ですが、それ以外にも大切なものが増えたことは、自分たちにとってもすごくよかったなと思っています。

和田さん:そうですね。子どもに「何しているときが楽しい?」と聞かれても今までは曖昧な答えしかできなかったんですが、今は「a-muとして活動しているときが楽しい!」って言えるようになりました。その変化が子どもにも伝わっているなと日々感じます。

あと、活動をしていると「私もこうなりたいけど、どうしたらいいですか?」と声をかけてくださるママさんもいて。家事と育児だけをしていた時は何だか自分の中で「今の生活だけじゃなく何かしたい、でもどうしたらいいかわからない。」というモヤモヤした思いを抱えていたのですが、そう思っていたのは自分たちだけじゃなかったことにも気づきました。私たちが伝えられることは、どんどん周りにも伝えていきたいなと思っています。

作品作りのモチベーションは何ですか?

和田さん:作品が誰かのもとに届いて、おうちでどんな風に飾ってくれているのかなと考えるだけでワクワクします。誰かの生活に寄り添えるような、飾るだけで気分が上がるような作品を作りたいと考えているので、そうなっていたらいいなと思います。

作品を製作する中で大事にしているのはどんなことでしょうか?

橋本さん:素材であるマクラメ糸はフェアトレードのオーガニックコットンを使用しています。安価なコットンは、育てる時にたくさんの農薬が使われていたり、過剰な児童労働も行われていると知り、とても悲しい気持ちになりました。私たちはやっぱり母親だからこそ、子どもたちが辛い思いをしないような世界にしていきたいという想いもあり、多少価格が上がっても、フェアトレードのオーガニックコットンにこだわって使用するようにしています。

マルシェに並ぶ商品についても教えてください。

和田さん:プラントハンガーとスマホショルダー、ウィービングタペストリーなどが並ぶ予定です。

スマホショルダーは特に人気で、子育て中のママさんたちにも使っていただけたらいいなと思っています。オーガニックコットンで出来ているので お子さんが触っても安心ですし、肩からかけておけば、慌ただしい育児の合間に「あれ、携帯どこに置いたっけ?」ともならず、とても便利なんですよ。

会場にお越しの方へ、メッセージをお願いします。

橋本さん:見るだけでは伝わらないオーガニックコットンの良さを、ぜひ触って体感していただけると嬉しいです。

和田さん:ぜひ触れていただいて、私たちの想いも含めてお届けできたらいいなと思います。


STAFF  取材メモ

キラキラした眼差しで「プロとして、作品は絶対に妥協したくないんです。」と語ってくださったお二人。今後は販売のみならず、ワークショップにも力を入れていかれるそうです。お二人だからこそ生み出せた、優しくも芯の強さがある作品たち、ぜひ手にとってその想いを感じてみてください。