- 12月27日
werk 上田 朋子 さん
■werkさんについて教えてください。
ドライフラワーやアーティフィシャルや生花を使って作品を制作・販売しています。特に植物が乾いた時の自然なうねりを生かした躍動感のあるリースが得意です。個人のお客様のオーダーをはじめ、ウィンドウの装飾やウェディングの装花なども行っています。
■どうして今のお仕事に?
学生時代に進路を選択するとき「生き物に触れる仕事をしたい」と考えて、辿りついたのがお花のお仕事でした。専門の学校を卒業してからずっとお花に携わっているのですが、2020年にコロナ禍の影響で勤めていたお花屋さんが閉店したのをきっかけにフリーでの活動を開始しました。現在は自宅のアトリエで制作を行っています。
キャリアは25年以上と長くなりましたが、その年によってトレンドがあったりと常に変化していく業界なので、飽きがなく、新しいデザインもどんどん広がっていくんですよね。年々スキルアップできているなと感じています。
■作品作りにおいてどんなことを心がけていますか?
私らしさを大切に、「女性らしさと強さ」をテーマに作品作りを行っています。攻撃的なデザインもありますが、色使いなどで女性らしさは欠かさないようにしています。そんなテイストということもあり可愛すぎないデザインなので、最近は男性のお客様に手にとっていただけることも多いです。
今まで数多くの作品を作ってきましたが、出来上がった作品を見て満足することはしません。満足してしまうとそれ以上素敵な作品が作れないからです。常にここはもっとこうすればよかった、ああすればよかったのでは…などと考えています。
■活動されている中で嬉しい瞬間はどんなときですか?
お客様の喜んでいらっしゃるお顔を見ることができたときはいつも嬉しいです。常に「お客様のご期待以上の仕事をする」ということをポリシーとして持っているのですが、それが自分のスキルアップにも繋がっていると思います。
■今後の目標はありますか?
コロナ禍で閉店してしまったお店のメンバーとまた一緒に働くことが、1つの夢であり目標です。
「またいつか一緒にお仕事したいね。」と約束して別れたのですが、その言葉がずっと私の心の中にあります。子育てが落ち着いたら、ゆくゆくはカフェも併設しているような自分のお店を持って、皆と一緒にお仕事ができたら嬉しいなと思い描いています。
あとはプライベートな話ですが、ずっと続けている剣道で、2025年に五段の試験を受ける予定なので、一発合格を目指したいと思います!剣道をすると制作や子育てでどんなに大変で疲れていても心も体もリセットできるんですよね。私にとっては必要不可欠な時間なので、今後も細く長く続けていきたいです。
■当日マルシェに並ぶ商品についても教えてください。
リースやスワッグ、桐箱など、さまざまなフラワーアイテムをお持ちする予定です。
華やかなものからシックなものまで取り揃えていますので、ぜひご覧ください。
■会場にお越しの方へ、メッセージをお願いします。
ドライフラワーのイメージを覆すような面白い作品もたくさんお持ちしようと思っています。楽しみにご来場ください!
【STAFF 取材メモ】
しなやかな中にも力強さやダイナミックさがあるwerkさんの作品。短いインタビューの中でも伝わってきた上田さんご自身のたおやかさが、作品の中に表れていると感じました。作品の販売だけでなくワークショップも開催されているとのこと。年齢性別問わずご参加いただけるそうですので、ぜひチェックしてみてください!