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120 WORKPLACE KOBE

  • 2月25日

こだわりのコーティング剤で日常に安心と喜びを。 Rita Trust 森山さん #120の住人

120の気になる会員様を紹介する「#120の住人」

 

今回は、Rita Trust 森山さんにお話を伺いました。

 

自動車用ケミカル用品を中心に、家庭用抗菌・抗ウイルス剤などの販売・企画もされている森山さん。
「価値のある商品をお届けしたい」と、2021年9月にRita Trustを立ち上げられました。

インタビューを進めていく中で、森山さんから驚きの一言。。。
「僕、実はホームレスだったことがあって…(笑)」

 

事業内容のみならず、一度はどん底を経験した森山さんの波乱万丈な人生について、お話していただきました!

 

 

◯事業内容について教えてください!
自動車のボディ用のコーティング剤の開発販売企画、洗車用剤(シャンプー)やヘッドライト再生コーティング剤、

樹脂用コーティング剤等のケミカル関連商品を扱っています。
それにプラスして、コロナ対策として住宅用抗菌・抗ウイルスのコーティング剤の販売も行っております。

 

 

◯以前はどんなお仕事をされていたんですか?
もともと自動車ケミカル用品のメーカーに勤めていたんですが、そこでは「自社の商品を売れ売れ」といった感じでした。まぁ会社員なので当たり前なんですけどね。でも、他の企業さんの商品を見ていても「これいいな」と思うものがあったり、自分自身がいいなと思ったものを柔軟に対応して販売していけるなら、個人でやりたいなという気持ちが強くなって、独立しようと決めました。

 

 

◯車関係だけでなく、住宅用の抗菌・抗ウィルス剤も取り扱っているんですね。
例えばエレベーターとか、コロナの影響で抗菌コーティングをしているものはよく見かけると思うんですが、

使われているのは噴霧型がほとんど。噴霧型は付着してもその後触れると結構取れてしまうんですよね。それで3年保証とかの業者さんが多く、「それはちょっと違うのでは」とおもって、開発していただいている社長さんに相談しました。

それでこんなのがあるよと紹介してもらい、販売していくことになりました。

 

    \ その商品がこちら /

 

スポンジに液体をつけそれを塗布、自然乾燥させると薄い皮膜のようなものができ、

その膜がウイルスの効果を半減させてくれる作用を持っています。
これだけ塗っておけばどんどん仕事してくれるような抗菌コーティング剤です!

 

 

新型コロナ拡大に終わりが見えない今、このような自宅で手軽につかえる抗菌コーティング剤はとっても嬉しいですね。

 

常に行動を早く、確かなクオリティでこたえていきたいという森山さん。
特に車好きなお客様からは、マニアックな問い合わせや要望が多いそう。
「泡立ちがよく泡切れがいいシャンプー(洗車用剤)が欲しい」という要望に、一から開発に携わりオーダーメイドで制作したそうです。

“必ず1日1人以上、笑顔にする”
森山さんが日々心がけているというこの言葉に、「関わる一人一人に真っ直ぐ素直に向き合って、納得していただける商品を届けたい」という森山さんの熱意を感じます!

 

 

◯今後やっていきたいと考えていることはありますか?
若い方があまり車を持たなくなって、コーティングや洗車といった「自分の車を大切にする」ということが根本から減ってきているのが現状です。
なので自動車に加えて、ドローンとか、日常的なものでいうとスマホの画面のコーティングであったり、車のみならず使用用途を変えて、こだわりのコーティング剤を提案していきたいです。Z世代と言われる1990年代〜生まれの方をターゲットに、商品開発をしていきたいですね。

 

 

 

  【HP:https://www.ritatrust.com

 

◯「Rita Trust」という社名について教えてください!
何か新しいことをスタートしようというときに、僕はよく京都にいくんですけど、「鈴虫寺」ってご存知ですか?
そこには何でも願いを一つだけ叶えてくれると言われているお地蔵様がいるんですが、過去7年くらいお願いしたことは必ず叶っていて。なので独立をきめたときにも、鈴虫寺に「見守ってください」とお願いしに行きました。
その時にお坊さんがお話しされていたのが、「利他の精神」についてでした。
「人に喜んでいただくことを一番に優先すると、自分を含めて皆が幸せになれる」
そんなお話を聞いて「利他」にしようと。それと信頼(trust)される存在でありたいという思いをプラスして、「Rita Trust」という名前に決めたんです。

 

ぜひ行ってみてください、鈴虫寺。一年中鈴虫が4000匹くらいいるらしいです(笑)
めちゃめちゃ良いところですよ。

 

 

◯120 WORKPLACE KOBEの利用を決めた理由はどんなところですか?
会社の住所として自宅を使うのはリスキーかなと思って調べていた時に、こういうコワーキングスペースに住所登録ができるということを初めて知って。色々回ったんですけど、その中でもめちゃめちゃ雰囲気がよくて、神戸新聞社さん、アンカー神戸さんとの繋がりもあるのがいいなと。他のところよりも情報の集まる量がだいぶ違うかなと思ったからですかね。

 

 

業界問わずたくさんの方とお話して、新たな発見をしたい!という森山さん。
120で見かけた時にはぜひ声をかけてみてくださいね。
(ちなみに趣味は筋トレやスノボなどで、体動かすことがお好きとのこと!)

 

そして話題は、森山さんのSNSに記載されていた「どん底人生から這い上がり中!」という言葉についてへ・・・

 

 

◯この言葉は、いったいどのような意味でしょう…?
どん底っていうのは、本当にどん底です。(笑)
僕、昔ホームレスだったことがあるんです。
車の中で生活して、車にあるCDとかを売りながら1日一食だけ食べて、公園で頭洗ったり歯をみがいたり、、、そんな感じでした。

 

 

◯何があったんですか!(笑)
20代前半の頃にゲームセンターで偶然知り合った方と友達になり、ホームレス介護福祉(自立支援活動)の会社を東京で立ち上げました。国からの助成金があったり、当時周りにやっているところが少なく大成功したんです。

かなり稼ぐことができたんで、その友達と他にも事業をやろうという話になって、フラダンススクールや学習塾、探偵事務所、いろんなことをやりました。とにかくお金になるものを、と。(笑)

 

 

◯業種もさまざま、いろんなことを始めてみたんですね。
ただ、フラダンスは非営利だったし、塾もそこそこで、探偵は全く受注が取れず。結構高額な投資をしたんですけど、なかなかうまく軌道にのらずでした。
そのタイミングで、本来の介護福祉事業の方も、国からもらえる金額が半減してしまいお金が回らなくなってきて、揉め事がおきたり人間関係も崩れていってしまって…。「こんな風に人間関係も悪くなってしまうなら、抜けさせてもらえませんか」という話をしたんです。そしたら、今までかかった費用や従業員のお金など、だいたい3000万円くらいだったと思うんですけど、一括で払え!と脅されてしまって。

 

 

◯「辞めたい」と言ったところ、そんなひどい仕打ちに…
ほんとひどい話です。(笑)
なんとか町中駆けずり回って払いきって、そして一文無しになりました。
その後も、僕がそうやって抜けたのが気に入らなかったらしく、誰が差し向けたのかはわからないんですけど、家に着いて車を降りたところを知らない人たちに襲われたり、夜の街を歩いてたら突然細い路地裏に連れ込まれ、後頭部に拳銃を突き付けられたり…色々とひどい目に合わされましたよ。 

それで地元を離れて、日雇いの派遣やアルバイトからはじめ徐々にお金を稼いでいって、そこから這い上がったって意味で、その言葉を書いています(笑)
今も這い上がり中です!!

 

 

◯壮絶なエピソードですね…!そんなどん底を経験しても、一から仕事を始め事業立ち上げにまで至るのは、本当にパワフルですね!
そんな経験あるとなかなか心折れないでしょ、とよく言われるんですけど、まぁ人間なので心折れるときはありますよ。(笑)

でもこの経験を後ろ盾に、打たれ強いところはありますね。
当時会社を一緒に立ち上げた方は、憎いと思うところもありますが、今でも尊敬している特別な人です。その方は海外経験もありすごくパワフルな人で、いつも「会社員としてではなく自分自身でやっていったらどうだ」と言っていただいていました。
尊敬するその人を超えていきたい!という気持ちがここまで頑張ってこれる理由です。

 

 

 

−−––インタビューを終えて

壁にぶつかっても気持ちを強く、新しく挑戦していくことを恐れない、
そんな森山さんのパワフルでエネルギッシュな人柄を感じることができました。
森山さんがお話ししてくださった“利他の精神”。
相手のことを思い誠心誠意尽くすということは、仕事だけでなく私生活においても、だれもが大切にしていきたい心がけですね。

 

お仕事以外の人生経験も色々と伺うことができ、森山さんのユーモアに溢れた楽しいひとときでした!
(こちらに載せきれていないどん底エピソードもまだまだありそうでした。笑)

 

ありがとうございました。