秋の夜長に。スタッフのおすすめ映画

夏の蒸し暑さが過ぎ去り、風が気持ちいい夜が増えてきましたね。

徐々に日が落ちるのが早くなり、長くなった夜をゆったりと過ごしたいこれからの季節。

そんな秋の夜長に、映画鑑賞はいかがでしょうか？

今回の記事ではスタッフがそれぞれセレクトしたおすすめ映画をご紹介いたします。

少し早くお仕事が終わってゆったり過ごせそうな夜、お酒を片手に気ままに過ごしたい休日の夜に、

気になったものがありましたらぜひご覧になってくださいね。

＜スタッフH＞

『ホーム・アローン』　 /　1990年公開

ひょんなことからひとりでお留守番をすることになった小学生の主人公ケビン。そんなケビンの元に2人組の泥棒が…自分のおうちを守るため、さまざまな仕掛けで泥棒退治に挑むコメディ映画。

クリスマス休暇を題材にした映画なので、ちょっと季節外れですが(笑)

ストーリーがわかっていても何度見ても飽きず、見るたびハッピーな気分になれる作品です！

＜スタッフM＞

『しあわせの隠れ場所』　/　2010年公開

スラム街に生まれ、帰る家もなく雨の中を彷徨っていた黒人の少年マイケルをとある一家が引き取ります。自宅でも学校でも馴染めず心を閉ざしているマイケル、見知らぬ”黒人”の少年に対しよそよそしい態度を取ってしまうテューイ家でしたが、徐々に互いを理解し合い家族の絆を育んていきます。

そして身体能力の高かったマイケルはアメフトの才能を開花させ、自分のため、家族のためにプロの道を目指していく、実話に基づく物語です。

人種や生まれなんて関係なく互いを支え合い、「家族を守りたい」という主人公たちの深い思いやりにじんわりと心温まる作品です！

＜スタッフA＞

『CODA』　/　2021年公開

聴覚に障害を持つ家族の中で1人だけ耳が聞こえる少女が、歌うことを夢見て自分の人生を歩みだす物語。

愛しているからこそ側にいたいという優しさも、愛しているからこそ自分の力で歩きたいという強さも、まるっと愛おしく涙が滲む作品です。

エミリア・ジョーンズの純粋で澄んだ歌声も最高で、サントラを何度もリピートしました。

この作品の元となったフランス映画『エール』も合わせて、ぜひ。

＜スタッフL＞

『盲目のメロディ～インド式殺人狂騒曲』　/　2019年公開

予測不可能な展開で、幾重にも折り重なったプロットを描いているインド製のクライムコメディ。

ピアニストのアーカーシュは芸術のため盲目を装っている。ある日大スターからの演奏依頼を受けて訪ねた豪邸で殺人事件を目撃してしまい、何もかも見えないフリでその場を切り抜こうとする彼が絶体絶命の危機はさらに続き……

主人公が奏でた音楽も自然な感じでストーリーに組み込まれていて、想像以上に意外な方向へ展開していくので楽しむことができます。

サスペンスな作品がお好きな方はぜひ触れてほしい一本です🎼

＜スタッフT＞

『NIGHT ON EARTH』　/　1991年公開

ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの同じ夜を舞台に、タクシー運転手と乗客の間に起こった5つの出来事を描いたオムニバス形式の作品。

当たり前かのように過ごしている毎日の出来事も丁寧に見てあげると、たくさんの出会いや発見や小さい幸せが溢れていることを思い出させてくれます。

ジム・ジャームッシュ監督の作品に出てくるキャラクターたちは皆、自分自身を肯定して、社会の中で生きていこうとする様が愛おしいので、日々の生活に疲れてしまって少し休みたいなという方は是非！

＜スタッフI＞

『ノマドランド』　/　2021年公開

——ホームレスじゃなくてハウスレス

リーマンショックの影響で家を失った主人公のファーン。季節労働の仕事をしながら、キャンピングカーでの「ノマド」生活をすることに。行く先々で出会った仲間たちと交流しながら、自身の生活に誇りをもって歩んでいく物語です。

——圧巻の映像美と現実の厳しさ

アメリカの美しい自然と景色を見事に描いた圧巻の映像美。ゆっくりと流れる音楽。主人公の感情に寄り添う映像。全てが丁寧に表現されています。

観た後にいろんなことを考えさせられる映画です！