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120 WORKPLACE KOBE

  • 12月27日

#120の住人 楊枝さん

「120の住人シリーズ」

今回は、スポーツライターとしてさまざまな活動をされている楊枝さんにお話を伺いました。

 

現在はフリーのライターとして活動されていますが、元々は神戸新聞が発行するデイリースポーツで16年半に渡り、

巨人・ヤクルト・西武・近鉄・阪神・オリックスとプロ野球番記者を経験。

 

そんな中、楊枝さんのスポーツ記者人生を変えた「松坂大輔さんとの出会い」

気になる2人の関係性についてもお話しいただきました!

 

 

↑楊枝さんの著書「阪神タイガースの滑らない話」

120の本棚に置いてありますので、ぜひ読んでみてくださいね。

 

ー仕事内容を教えてください!

仕事内容は多岐にわたりますが、軸足はスポーツライターです。

神戸新聞のデイリースポーツ出身でスポーツ記者であることを軸に、今は東京スポーツのコラムを担当させてもらっています。

「ワッショイ!スポーツ見聞録」というコーナーなのですが、そこでプロ野球全般をコラムで書いたり、タイガースやオリックスの試合を中心に取材し、それを新聞記事として書くという形で、ライターとして活動しています。

 

また元スポーツ記者の強みを生かした、PRの活動もしています。

こちらは短い時間ではなかなか説明しきれないのですが、、

マスコミ業界のパイプを使って、テレビ、新聞、ネットなどのメディアでクライアント様のサービスなどをPRするお仕事です。

例えばこちらの記事では、顔相チェックの専門家に 阪神の注目ルーキー佐藤輝明選手の顔相を鑑定していただき、その内容を東京スポーツのコラムに掲載しています。https://www.tokyo-sports.co.jp/baseball/npb/3356343/

このように、クライアント様、読者の方々、掲載メディア、それぞれにメリットのある記事作成を心掛けています。

 

もうひとつ、ライティング講座も行なっています。

SNSなどでの発信が不可欠になっている時代、ライティングでお悩みの方も多くいらっしゃいます。

様々なレベルに合わせてレクチャーさせていただきます。

●参考までにオンラインでの文章講座(体験版)のご案内をこちらでさせていただきます。

https://saipon.jp/h/mkk139/

オンラインだけではなく、企業研修や大人数でのセミナーにも対応させていただきますので、ご遠慮なくお問い合わせください。

学生さんの小論文対策や、お子さんの読書感想文の書き方なんかも対応させていただきます。

 

どちらも気になる方がいらっしゃれば、ぜひ一度ご相談ください!

 

ースポーツ記者になったきっかけを教えてください!

高校3年生まで硬式野球をやっていたので、元々野球が大好きでしたね。

大学時代飲食店のアルバイトもしていたので、お酒や食事も好きですし。

進路を考えるにあたって、仕事にするなら飽きないものがいいなという単純な発想でお酒のメーカーさんやスポーツメーカーなど色々受けたのですが、たまたまご縁があったのが神戸のデイリースポーツさんでした。

社会人のスタートがデイリースポーツで本当に良かったです。

ゼロから仕事を仕込んでもらった先輩たちや、同僚にも感謝です。

今でも繋がっている方がたくさんいますし、お世話になっています。

デイリーでの16年半がなければ今の自分はないですから。

 

スポーツ記者人生を変えた「松坂大輔さんとの出会い」

僕自身がデイリーで初めて担当したのが巨人だったのですが、そのシーズンに松坂大輔さんが入ってこられて、一年目にして担当になりました。

ちょうど彼の選手歴と僕の記者歴って一緒くらいなんですね。僕が24年目で、彼が23年野球しましたから。

そんな彼が色々取材を受けてくれる中で、自分も仕事のやり方を覚えていきましたし、彼のおかげで自信がついたというか。

今年引退してしまいましたけど、彼がどんどんすごくなっていく姿を見て、僕も励まされながらやってきた部分もありますし。

こんなスーパースターと一番いい時に取材する機会に恵まれたので、この仕事の楽しさというものを人に伝えていきたいと思えたし、貴重な体験をさせていただいたからこそ、独り占めせずに「彼がどんな人間だったか」ということをこれからも伝えていきたいなと思うようになりました。

彼との出会いがあったからこそ、僕の記者人生が豊かになりました。大きい存在ですよ。

松坂大輔さんとの取材で経験したいい話というのをまだいくつか書かずに残っているものもあるので、そういうのもこれから出していけたらいいな〜。

まさかですけど僕のYoutubeに松坂大輔が出てくれたりとか(笑)

(楊枝さんのYoutubeチャンネルについては後ほど…!)

 

 

↑左が楊枝さん 右が松坂大輔さん

 

とても素敵な2人の関係性、楊枝さんが実際に書かれた記事からもその様子が伝わってきました。

個人的に特に印象に残った記事を掲載させていただきます。

https://www.tokyo-sports.co.jp/baseball/npb/3716686/

 

ー色々な方に取材をする中で、意識していることはありますか?

人のお話を聞くとき、その人を生かさないといけないのですが、取材の方向性が決まっていると、せっかく自然と話してくれているのに、そっちに持っていかないといけなかったりするのが難しいなと当時思っていました。

そんな経験を経て、今の取材のスタイルとしてはその人が表現したいものを表現しやすいように、引き出せるように、、

できるだけこっちが少なく喋って相手がたくさん話せるような環境にしたいなとは考えています。

 

ーこれまでスポーツ記者についてのお話をうかがいましたが、フリーランスに転向されたきっかけを教えてください!

若い頃の夢がきっかけですかね。

「40歳になった時に、フリーのスポーツライターになって、スポーツバーを開くんだ」と公言していました。

有言実行しなきゃダサいなと思ってやっちゃったというところもありますけど(笑)

でもできてよかったなと思っています。

 

元々は学生時代にアルバイトしていた飲食店があって、そこがかっこいいお店だったので、こういうお店にリアルにスポーツ選手が集まる店を作りたいという風に思っていました。

そんな想いから、(スポーツライターをしながら)2014年4月〜2019年1月まで神戸・三宮でスポーツダイニング・42を運営していました。

そのお店に来てくれていた選手の中には、今でもつながっている方もいます。

そういう選手が日本シリーズに出て活躍しているのを見て、変な感慨深さがありましたね。

取材で出会った人ではなく、お店で出会った子達が頑張っているのを見て。

 

コロナの影響などもあり、現在はオンラインスポーツBARをされています!

こちらも気になる方はぜひ!https://saipon.jp/h/nsz958

 

ーご自身のYouTubeチャンネルについて教えてください!

野球のことを配信しています。関西の取材が中心なので、阪神・オリックスのことだったり、20年以上に渡る取材エピソードや裏話、取材現場の実情など、記者側の目線で情報発信しています。

マスコミの方と読者の方、今までは距離がありましたけど、インターネットのおかげで双方向で連絡を取れるというか。

今の時代なので小さなコミュニティを作っていって、みんなで一緒に楽しみながら、なおかつ元々いたデイリーさんなり、今所属している東スポなりそういうところにも恩返しできればと思っています。

 

『楊枝秀基のYO-チャンネル!取材歴20年超〜プロ野球取材記者の交友録』

https://www.youtube.com/channel/UCS3gqY7iciQ07QWbq551M9w/featured

 

Youtubeのなかで「将来、アスリートのセカンドキャリア支援へつなげる活動を進めていきたいと考えている」と公言されている楊枝さん。選手への想いとは。

プロ野球選手になるってすごく大変なことだし、すごいことだから

過去の栄光ではなく「プロ野球選手になれたんだ」というその事実をずっと色んな人に語り継いで、当時の思い出やプロ野球界の魅力を語ってもらうことで、彼らの存在価値も高めたいと思っています。

また僕自身もそういう彼らを紹介することで、お世話になった野球界に恩返ししたいという想いも持っています。

僕が発信することによって皆さんを紹介できる、みてくれてる方々にも喜んでもらえる、そんな風にセカンドキャリアを何らかの形で応援できればいいなと。今進行中ですね。

 

ー最後にこれから挑戦したいことを教えてください!

野球に対してもそうですし、社会に対してもそうですし、これからは恩恵を受けてきたものをお返しする時間だと思っているので、自分が作ってきたコミュニティが色々なものを循環してくれて、地元も潤って、野球界も潤って、関係した皆さんにも潤ってもらえるというのが理想で、、そんな風になればいいなと考えていますね。

今取り組んでいることを一つ一つ毎日積み重ねていってこれからも10年先継続していって、また失敗して、やり直して、やり直して。

常に頭は働かせながらやっていきたいなとは思っています。

 

 

「これまで経験したことを自分の中にとどめないで、皆さんに共有したいというのが根本にあるのかな。それが色んなやろうとしていることに派生しているんだと思います。」

最後にこうつぶやかれていました。

 

ここには書ききれないほどの、楊枝さんの記者人生。

まだまだ聞きたいことがありましたが、今回はこの辺りにしておきます(笑)

 

今もなお、お世話になった野球・野球選手・野球界のために

何かできることはないか考え、行動する楊枝さん。これからの活躍もとても楽しみです。