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120 WORKPLACE KOBE

  • 6月15日

地域医療でもAIが使われている未来を。 株式会社Mediest 西森さん #120の住人

120 WORKPLACE KOBEの気になる会員様を紹介する「#120の住人」

今回は、医療分野のソフトウェア開発を行なっている株式会社Mediest 西森さんにお話を伺いました。

いつも120のスパイスコーヒーを片手に、お仕事や研究に取り組まれている西森さん。

今のお仕事についてや学生時代のこと、これから思い描いている未来についてなど、たくさん教えていただきました。

 

 


 

−−まずは、西森さんのお仕事について教えてください。

大きく分けて3つありまして。

まず1つ目は循環器内科の臨床医として外来で働いています。

そして2つ目は、研究者として神戸大学で助教をしながら医療に関するAIの研究をしています。

3つ目は大学院で研究していることとも関係するんですが、医療系のソフトウェア開発を行う会社を経営しています。一言で医療系のソフトウェアといっても様々なものがあるのですが、今は主に自動診断AIの開発に取り組んでいます。自動診断というのはCTとかMRIとかレントゲンなどを撮ってそのデータを入力したら「ここがおかしいですよ」と知らせてくれるようなものをイメージしていただけたら。

 

−−なるほど。いろんな顔をお持ちなんですね。

医者から研究者へ、研究者から経営者へと発展していった形です。

家族の影響もあって医者を目指したんですが、そこからどんどん幅が広がって今は会社の経営も…という感じですね。

 

−−医療とITを絡めて研究や事業をされてるとのことですが、最近ではどの業界でもITと絡めて…という話を聞きますよね。医療の分野にもその波がきているのでしょうか。

そうですね。でも結構遅れていると思います。

 

−−そうなんですか?

業界としては金融とかが一番早くて、そこから一般企業に広がって、医療現場はようやく…というところでしょうか。今でもFAXでのやりとりや手書きの文化が残っているところもあります。

 

−−ちょっとずつ変わり始めているところなんですね。

はい、ちょっとずつです。でもそういう状況だからこそやりがいがあるなと思っています。

 

−−もともとAIやIT分野に興味はあったのですか?

いえ、「AI」というもの自体を知ったのは6年前くらいのことでした。海外の学会に参加したときに初めて聞いて。今ではニュースでもよく「AI」というワードを耳にするようになりましたが、その時は全くと言っていいほど世に出回ってなかったんですよね。そこで知ったのをきっかけにすごく興味が湧いて、大学院生のときに勉強をはじめました。

 

−−勉強はどのような形で?

まずは独学でプログラミングの勉強を始めました。本気で取り組んでいたのでしっかり実務経験も積んでおきたいなと思って、実際にエヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社というIT企業でエンジニアとしても働いていました。

 

−−とても忙しい大学院生活だったんじゃないですか?

忙しかったですね。勉強や仕事だけでなく、趣味の登山に出かけたりしていましたし。でもそのおかげでとても充実した大学院生活でした。いろんなことに興味が湧く性格なので、こういう生活が合っているんだと思います。

 

−−現在も3つのお仕事をされていますもんね。プライベートと仕事のバランスをとるのは大変ですか?

大変ではあります。でも好きなことを仕事にしているので全然苦じゃないです。興味があることや好きなことを仕事にできているって幸せですよね。

 

 

 

 

−−120はどのような形で活用いただいているんですか?

経営の仕事をしているときもありますが、研究をやっていることのほうが多いですね。PC1台あればどこでも仕事できますし、1カ所で仕事をするよりはいろんな場所を転々とするのが好きなので、仕事場の1つとして使っています。コーヒーを飲みながら仕事できるのもいいなぁと。雰囲気もいいですし。

 

−−嬉しいです!ありがとうございます。120を通してチャレンジしてみたいことはありますか?

120に在籍しているメンバーでお互いの得意分野を持ち寄って新しいビジネスができたらいいなと思っています。たとえ小さなビジネスでも良いのでみんなで同じ方向むいて何か作っていくのって楽しいだろうな、と。

 

−−皆さん本当にさまざまな分野でお仕事をされているので、掛け合わせると面白いビジネスが生まれそうですね。

そうですよね。あとは、先ほども話しましたが登山が趣味なので、120 WEEKEND HIKEに参加してみたいなと思っています。

 

 

 

 

−−西森さんが今後やってみたいなと思い描いていることはありますか?

海外に住んでみたいんですよね。

 

−−海外ですか?

はい。アメリカのロサンゼルスとかサンディエゴとか。あの辺りってIT系の聖地なんですよ。高知出身で南国育ちということもあって暖かい地域が好きで。最初は留学という形で行こうかなと考えていたんですが、会社をやりながら向こうで暮らすという生活もできるかもしれないなと思っています。

 

−−地元・高知に戻るという選択は?

父親が地元で診療所をやっているのでゆくゆくは戻って継ぎたいなとは考えています。

でもそれは今すぐではないなと思っていて。まずは”今やりたいこと”に向かって走ろうと考えています。最終的には地元に戻るというゴールが決まっているのであれば、それまでにどんな道に進んでもいいと思うんですよね。

ただこの先に起こることによって今の自分が想像していないような道に進むこともあるでしょうし、今描いているゴールも変わるかもしれません。わかんないですよね。そもそも5年前にはまさか今自分がこんなことをしているとは想像してなかったですし。もしかしたらまた違う分野に興味が湧いて「今度は宇宙や!」とか言っているかもしれないです(笑)

 

−−寄り道したり思いがけない方向に進んでみたりすることで、自分の新しい可能性に気づけるかもしれないですよね。でもひとまずは、今取り組んでいらっしゃる自動診断AIの開発を進めていかれるということですね。

はい。一旦マイクロサービスとして2年後に世に出すことを中間目標として考えています。そこからお客さんのニーズに応えながらグレードアップさせていこうというイメージです。

”発明者と使用者が一緒”というのが私たちが作るメリットだと思うんです。使う側だからこそ分かることもたくさんあると。最終的には、20年後くらいに地域医療の現場で自分が作った製品が使われていて、自分が実際に医師として地元でそんなIoTやAIを使いながら働いているという未来をイメージしています。「これ僕が作ったやつやで!」って言いながら。

 

−−想像するとワクワクしますね。

そうですね。そんな未来を目指して、まずは目の前の研究や事業に取り組んで行こうと思います。

 

 

 


 

西森さんとお話をする中で、”自分で道を切り開きさえすれば、今からだって何者にでもなれるのでは”と小さな勇気をもらうことができました。

 

実はまだまだ引き出しがたくさんある西森さん。趣味もたくさんお持ちだそうです。

今回はお仕事の話が中心でしたが、そんなお話も聴いてみたいなと思いました。