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120 WORKPLACE KOBE

  • 12月27日

ロスニマル  賀川 剣史 さん ・ 賀川 琳 さん

デザインブランドのロスニマルについて教えてください。

剣史さん:筆を使った力強いタッチで個性的な動物を描いて、新しいデザインライフグッズにしています。マグカップやポストカード、缶バッジなどのアイテムを使っていただくことで、日常生活をデザインライフとして特別な時間を楽しんでいただけます。

ブランドの名であるロスニマルは、ロス(いない=ここにしかない)と、アニマル(動物)の造語です。ひとりひとりのライフスタイル自体が唯一無二の存在だという、多様性を表すネーミングにしています。

また、私たちは二世代で制作を行っています。2022年の9月頃から制作を開始し、2023年6月に御影にある E’s factory & cafe にてミニ展覧会をさせていただいたのが、ロスニマルとしての活動のスタートとなりました。

それまではどのような活動を?

琳さん:実は、本格的にイラストを描き始めたのは2022年の6月頃からになります。

小学生の頃にお絵描き教室に通っていて、二科展に入選した事もあったのですが、アーティストを目指してずっと描いてきた訳ではありませんでした。その後、2022年に日本国際ポスター美術館から依頼をいただいたことをきっかけに制作活動を始めました。

剣史さん:独立してからは、神戸でグラフィックデザイナーとして活動しています。キャリアは随分長くなってきましたが、時代も変わりつつある中で何か新しいことにチャレンジしていかなきゃいけないと思ったことも、ロスニマルを始めたきっかけです。

親子での活動はいかがですか?

剣史さん:僕はあまり”親子だから”ということを強く意識はしていないんですよね。琳にしかできない表現でイラストを描いてもらい、僕は今までに培ってきたデザインのノウハウを使って作品に仕上げていく。そうやってシンプルにお互いの得意なところを掛け合わせているだけなんです。もちろん、時々意見が食い違って言い合うこともありますが、彼はハッキリ思ったことを伝えてくれるので、迷わなくていい分 助けられているところもあります。

▲賀川 剣史さん

制作する上で大事にしていることはありますか?

琳さん:実物に引っ張られすぎないように、あまりモデルになる動物を見すぎないようにしています。頭の中で想像して描くことが多いですね。筆で墨絵のように描くのですが、その筆ならではの力強いタッチも特徴のひとつだと思います。

剣史さん:その墨の線を活かせるように、配色はビビットにしてアテンションが高い(目をひく)ようにしています。色彩もタッチも力強いものではありますが、それらを維持しながらも良い意味でまとまりがあるブランドに仕上げることが、デザイナーである僕の仕事です。

当日マルシェに並ぶ商品についても教えてください。

琳さん:ゴリラ・キリン・ゾウ・シマウマなどの動物たちが描かれた缶バッジ、マグカップ、ポストカード等をご用意する予定です。

今後の目標についても聴かせてください。

剣史さん:日常生活の中にロスニマルがあることで、「楽しい」とか「ほっとする」と思っていただける時間をお届けできたら嬉しいです。しんどいことも多い社会ではありますが、そんな感情を払拭できる 清涼剤的な存在になれたらいいなと思います。

会場にお越しの方へ、メッセージをお願いします。

琳さん:クセの強い絵柄ですが、「この動物は何だろう?」と想像しながら楽しんでいただけたら何より嬉しいです。

剣史さん:皆さんに僕たちの表現を楽しんでいただくことで初めて、ロスニマルが完結します。

ロスニマルならではの表現を感じていただき、暮らしの中で活用していただけたら嬉しく思います。


STAFF  取材メモ

とにかくパワーをもらえるロスニマルさんのアート。そばにあるだけで力をくれる、まるでお守りのような存在になってくれるはずです。個性と魅力が溢れる唯一無二のデザインを、あなたの暮らしに取り入れてみませんか?