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120 WORKPLACE KOBE

  • 1月16日

Mt.O Japan 代表 岡 恵さん・アハマともみさん

■Mt.O Japanさんはどんなショップでしょうか?

アハマ ともみさん(以下、アハマさん):

「くらしにスパイス」をテーマに、さまざまな作品をお届けしています。

弊所、弁理士法人 オフィス大江山のサイドプロジェクトとして3年ほど前にスタートしました。

主な作品は、アフリカンファブリックのフロシキ・レザーハンドル・「ときめくマスク」という立体マスクです。

オンラインショップやイベント出店を中心に販売しています。

また、年に1回ほど神戸・栄町にあるco-fuqueさんでも販売していただいています。

■商品について詳しく教えてください。

岡 恵さん(以下、岡さん):

まずアフリカンファブリックから。現在のアフリカンファブリックはガーナから取り寄せています。ガーナ人によって運営されているガーナの伝統ある企業から仕入れています。

私の英会話の先生がガーナの方だったんですが、コロナが始まった頃に「日本とガーナのために何かできることはないかな」と、ともみさんと話し合い、アフリカンファブリックやテキスタイルに辿り着き販売を始めました。

私たちが見て素直にいいなと思ったものを仕入れています。

レザーハンドルは、姫路のレザーを使っています。元々ともみさんが趣味で革小物を作っていて、レザーに関しての知識が豊富だったんです。そこで素材や厚み、加工方法などはともみさんが率先して考えてくれました。

アハマさん:

今回レザーハンドルに使用した革は、株式会社三昌さんの「TRINO」という牛革です。4色展開でご用意しています。ハンドル加工は、クラフトマンシップあふれる姫路の革庵さんにお願いしました。2社の協力を経てMt.O Japanオリジナルのものが誕生しました。

実はこのレザーハンドル、広島県呉市の株式会社ウオーク社さんの特許ライセンス(特許第4235978号)を受けて製造しています。

アフリカンファブリックのフロシキや、お手持ちのフロシキとレザーハンドルを組み合わせて、フロシキバッグとしてもご利用いただけます。

岡さん:

こちらの「ときめくマスク」も人気の商品です。

こちらの表布はカラフルな「アフリカンファブリック」、肌にふれる裏布は泉州の伝統的なコットンである「和泉木綿」を使用しています。平山繊維さんの国産コットン100%で、肌触りがとてもいいんです。着けるたびにときめくようなマスクを形にしました。

本業である弁理士としての知識も活かしながら、作品作りに関わっています。

■「Mt.O Japanさんらしさ」というのはどういったところでしょうか?

岡さん:

冒頭にもお伝えした通り「くらしにスパイス」がテーマなので、ベーシックな日常使いとはまた違うワクワクや楽しさを感じてもらえたらと思いながら、作品を作っています。

■アフリカンファブリックは海外とのやり取りもあったかと思いますが、苦労されたこともありましたか?

アハマさん:

そうですね。アフリカで購入するときは6ヤードという単位で購入するんです。最初にナイジェリアから仕入れたときは、アフリカで正方形に加工してから送ってもらうようにしたんですが、それがびっくりするような仕上がりになっていて(笑)

岡さん:

いろんな「思ってたのと違う…」の繰り返しでしたね(笑)

買い付けも大変で。コロナ禍ということも相まってオンラインで現地のマーケットと繋いで行ったのですが、「もっと他の柄はない?」とか「もっと見せて!」とか言いながら買い付けを行いました。

■このプロジェクトをやっていて良かったなと思うことはどんなことですか?

アハマさん:

私にとって、商品開発や物販は初めての経験でしたが、製品を作って商品化する中で、本業のほうで関わっている方々の商品に対するお気持ちが少し分かるようになりました。

いい経験をさせていただいているなと感じています。

岡さん:

アフリカンファブリックもレザーハンドルも和泉木綿も、伝統的な良いものを発掘できたと感じ嬉しく思っています。

アハマさん:

そこは地場産業を応援する弊所ならではの観点かもしれませんね。

どんな方にMt.Oの作品を届けたいですか?

岡さん:

個性的なものや、ときめくものがお好きな方に届くと嬉しいなと思います。

■お二人はこれからどんな方とつながっていきたいですか?

岡さん:

私たちの本業と同じかもしれませんが、地域と共に循環する暮らしを考えている方たちとつながっていきたいなとおもいます。


【神戸のここが好き!】

アハマさん:

人がフレンドリーで温かいところが好きです。

岡さん:

ハイカラな空気を感じるところです。外国の文化と日本の文化を上手に組み合わせて神戸ならではの文化が生まれているような気がするんです。そんな雰囲気の中にいたから、このプロジェクトを始めたくなったのかもしれないなとも思います。

“多様性”という言葉もありますが、きっと神戸は違う文化もいろんな個性もまるっと受け入れてきたんじゃないでしょうか。