- 1月08日
もちはだ ワシオ株式会社
◼️会社について教えてください。
「あなたの世界から寒いをなくしたい。」をモットーに、自社オリジナルの特殊な起毛技術によって防寒に特化した肌着やアウター、小物の製造・販売を行っています。 特許製法により圧倒的な暖かさを誇る生地を使った「もちはだ®」は、50年以上に渡って愛され続けている看板ブランドです。他にはない保温力と起毛の肌ざわりで暖房要らずのあったか快適生活の実現を目指し続けています。
会社は1955年に、加古川市にて靴下の卸売りを行う「鷲尾商店」として創業しました。加古川市は靴下の生産量が日本で2番目に多い場所で、地元には多くの靴下メーカーが点在しています。そんな中、先代社長が他にはない商品をつくりたいと考えて、商品開発がスタート。これが1970年に「もちはだ®」として世の中に誕生しました。
◼️「もちはだ®」について詳しく聞かせてください。
一般的な起毛製品は生地を編んだ後に起毛を施しますが、「もちはだ®」は編みながら起毛するため、チクチク感がなく、肌に優しい仕上がりです。生地に空気の層が生まれ、まるで魔法瓶のような抜群の保温性を実現。見た目は厚みがありますが非常に軽量で、360°全方向に伸縮するため動きやすさも抜群です。その暖かさは、日本を代表する冒険家の植村直己さんが極寒の南極大陸を犬ぞりで横断した際、もちはだハイソックスを使用したことからも証明されています。
◼️どんな時に喜びを感じますか?
一番は、お客様からの感謝のお言葉や「寒い」がなくなった先の生活が豊かになった様子をお便りなどで頂いたときです。また、もちはだを好きでいてくださる方々は自然と周りの方に勧めてくださるんですよね。親子3世代でご愛用いただいている方もいらっしゃいます。お客様から「買って良かった」「周りにすすめてるよ」といった声が届くたびに、本当に嬉しく感じています。
◼️大切にしていることはなんですか?
常に「お客様にとって、もちはだの価値とは何か?」を考えて活動しています。暖かさを提供するのではなく、その先の未来が豊かな生活になるように。もちはだは、道具ではなく手段でありたいと思っています。さらに、製品作りの過程においても「人と人との関係」を大切に考えています。「共存共栄」といいますか、誰かが無理をしないと成り立たないようなことはしないというのが会社のスタンスです。
◼️今後の目標はありますか?
もっと多くの方にもちはだを知ってもらい、寒い冬を思い通りに過ごしてもらいたいと思っています。「寒かったら、もちはだを着ればいい。」と当たり前に言って貰えるように。もちはだがあるから、冬が待ち遠しくなる。そんな未来がくることを目標としています。