- 1月08日
旅する服屋 September. もりみきさん
◼️お店について教えてください。
関西を拠点に、いろんな場所へ出かけてPOP UPでお店をしているセレクトショップです。名古屋・博多・仙台などにも足を運んできました。それぞれの土地で流行っているファッションなどに違いを感じることができて、新しい発見があるのもすごく楽しいです。
◼️お店を始めたきっかけは?
19歳で元町の古着屋で店長として働き始めたことが、私の最初の一歩でした。初めは大変でしたが、空間づくりや接客の技術を学ぶことができ、それが大きな力になっています。その後、2020年のコロナ禍で、当時のショップオーナーから「お店をたたむから、独立してみたら?」と勧められ、自分のお店を開くことにしました。
◼️今は丹波にお住まいなんですよね?
仕事がきっかけで出会った人と結婚し、丹波に移り住みました。
福知山市に近い山の中で暮らしているのですが、有機栽培をしている畑がいっぱいあって、野菜は美味しくて
空気も綺麗で、住み心地はとても良くて気に入っています。
◼️どんな時に楽しさを感じますか?
一番楽しいなと感じるのは、もう何年も通ってくれている女の子たちの幸せな瞬間や大切な瞬間に携わることができた時です。常連のお客様は妹のような存在で。彼氏を連れてきてくれたり、子どもが生まれたと聞くと嬉しくて泣いちゃったりします。そんな妹であり“精鋭”である皆さんのデート服を選んだり、ウェディングフォトのスタイリングをしたりできるのは本当に幸せですね。
最近は買い付けも楽しみの1つです!コロナ前から韓国での買い付けはしていたのですが、2024年はヨーロッパやタイにも行ってきました。海外の色使いやデザインに触れることはとても刺激的で、インプットの機会にもなるので、今後も頑張って取り組んでいきたいなと思っています。
◼️大切にしていることはなんですか?
目の前の人に全力で向き合い、その話にしっかり耳を傾けることを心掛けています。また、お客様が固定観念にとらわれず、新しい一面を引き出せるような提案をするよう意識しています。良い意味で裏切りを感じさせられる提案をし、日々新しい挑戦を盛り込んでいきたいと思っています。
◼️今後について聞かせてください。
大きな目標は特にありませんが、強いて言うなら、おしゃれなステッキを売っている服屋のおばあちゃんになりたいですね(笑)でも今は目の前のことを一生懸命やることが大事だと思っています。自分の経験値と共にお店がアップデートしていけばいいなと思っています。