


私らしく、愛らしく。心がほころぶ、柔らかな輝き。 
-kohuku
無垢の真鍮を使って、アクセサリーや雑貨を作っています。
主にイベントへの出店を中心に活動しています。
「やさしくほっこりしたい日に」今日の自分にふわりと寄り添うそんな真鍮のひとかけらをひとつずつ手しごとで仕立てています。
きっかけは色々ありますが、真鍮で何かを作るという発想は、友人の結婚式のウェルカムボードを作らせてもらったところから始まりました。
当時の私は管楽器のリペアマンとして働いていて仕事で真鍮を使う機会が多かったのですが、ウェルカムボードの制作では自由に創作できることが楽しくて。それに大切な友人の特別な日に使うものを作ることが、すごく幸せで心に残ったんです。それがきっかけで、真鍮を使った作品作りを始めることに決めました。
実は子どもの頃から絵を描くことやもの作りが好きだったんですが、芸術系に進むか楽器の仕事に進むかすごく迷った時期があったんですよね。振り返ると楽器のリペアで培った技術と好きだった絵やもの作りが結びつき、真鍮を使ったアクセサリー作りに繋がっています。こうして形にできていることがとても嬉しいです。
素朴で静かで優しい雰囲気と、ひとつひとつ変化の仕方に個性があり、じっくりと変わっていくところです。
こんな雰囲気の人になりたいなと思うような魅力があります。
また、肌馴染みが良く幅広い年代の方に受け入れられる素材だと思います。
丈夫で長持ちする金属なので、年齢を重ねても使い続けていただけるようにと思いデザインしています。


去年よりも自分らしくのびのびと活動できていて、kohukuというブランドのカラーができてきたような感覚があります。
変化のきっかけは小さなことで、展示するテーブルを変えたことだと思っています。
テーブルの高さに一番こだわって作ったのですが、それによって表現したかった世界観を作りやすくなり、商品の見え方がガラッと変わりました。
特に驚いたのは、こちらが何も説明していなくても、私のこだわっている部分を、お客さまの方から先に言ってくださる事が増えたことです。
自分の中で目指してる雰囲気や作りたい世界観みたいなものが、お客様にもちゃんと伝わりはじめているんだなと感じられたことが嬉しいと同時に、なんだか少し自信にも繋がりました。
新しい技術や知識、新しい道具や素材を取り入れ、益々進化していこうと、もう一段階、自分の中でのギアが上がった感覚でした。
ひとつひとつに思いを込めてつくりあげ、世に出すことを大切にしています。
また、お客様への丁寧な対応も大事にしています。作品はもちろんですが、私の人柄も気に入っていただけるように、誠実に活動しています。私の作品は“らしさ”が出ているので、誰にも真似できない個性を大切にしています。
前回出店の時はそれをあくまで “理想” として言っていた部分もあって。今はそれが、ちゃんと自分の手元で「できてる」感じがするというか。言っていたことを現実でやれている感覚が少しずつ出てきました。



これから更に「これが本来の自分」という表現を大事にしていきたいです。最近は、動物とかをモチーフにした、ゆるい顔を描いたピンバッジを作っているんです。シンプルなデザインもかわいいですが、こういう“くすっと笑える可愛さ”も自分の根っこにあるなと思っています。kohukuのそんな一面も育てていきたいです。
もっと先の夢としては、やっぱりいつかお店を持ちたいですね。いろんな場所で、いろんな人と出会える楽しさがあるので、対面で販売することも続けていきたいです。でもお店があると、いつでも会いに来てもらえる場所ができる。それはやっぱり大きいなと思ってます。kohukuとしてのホームがあって、その上でいろんなところへ行けるというのが理想ですね。