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120 WORKPLACE KOBE

  • 6月24日

MILLE 太田 圭佑さん

※2024年1月開催時の記事です。

MILLEさんについて教えてください。

株式会社MILLE(ミル)では、“つくる”から“伝える”までを担う繊維問屋というコンセプトで、卸・小売事業、流通支援事業に取り組んでいます。産地の人たちと独自の生地を開発し、企画・小売の人たちとそれらを商品化していく。そんな一連のなかで地域産業に在る良さを、使ってくれる人たちにしっかりと伝えることを大切にしていて、ただ単に仕入れて売るだけでなく、産地の仕事と日々の生活の橋渡し役となることで、良い循環が生まれることを目指しています。

MILLEさんはマルシェの初回にも参加していただきましたが、いかがでしたか?

活気がありましたよね。休憩時間がないくらい、たくさんのお客様とお話しさせてもらったんですが、MILLEのコンセプトに共感してくれる方々に出会えたことも嬉しかったです。

▲昨年の様子

あれから約1年。この期間で何か変化はありましたか?

イチニーマルシェがイベント初出店だったのですが、そこから神戸で開催された「TABE KOBE」や、大阪の「マクアケ つながる市」、東京の「ててて商談会 & ててて商店街」など、おかげさまでたくさんのイベントに出店することができました。

そんな中、今年はやりたいことが明確になった年でもありました。元々「地域産業の力がどんどん弱まってきている中で、売る力を高めてもらうには…」と考え、繊維工場さんの流通支援事業に取り組んでいたのですが、支援先が外注している染工場さんの廃業を機に、「どうやったら業界全体にもっといい影響を与えられるんだろう」と考え始めたんです。そこで、やりたいと強く思ったのが「産地の連携で、今までになかった高付加価値のものをつくる」ということでした。

例えば、シャツ生地の産地である兵庫の西脇で出来たパリッとした播州織の生地を、大阪の泉州タオル産地で洗う。そうすることで、吸水性に優れためっちゃ気持ちいい生地が出来たんですよね。両方の産地ならではの良さを掛け合わせることで、今までに無かった新しい商品を産み出すことができることに改めて面白さを感じました。

これからは産地連携のリード役として、繊維商社出身の僕だからこそできることをやっていきたいと思っています。

会場にお越しの方へ、メッセージをお願いします。

来ていただいた方に何か1つでも「ええもん見つけたわ!」と感じていただけたらいいなと思っています。

ぜひお気に入りを見つけてください。


STAFF  取材メモ

MILLEさんの製品に出会い、「心地よいタオルが1つあることで こんなにもQOLが上がるのか」と感動しました。繊維のプロである太田さん。特徴や良さについて尋ねれば、きっと親身になって答えて下さいます。ぜひMILLEさんを通して深い深い繊維の世界を覗いてみてください。