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120 WORKPLACE KOBE

  • 5月24日

日本の魅力を伝えるグリーンツーリズムを目指して。 大学生 湯浅さん #120の住人

気になる会員さまを紹介する「120の住人」シリーズ。

 

今回は、毎日集中して勉強に取り組んでいる姿が印象的な大学生の湯浅さんにお話をうかがいました!

 

 

 

大学では農村計画を扱う研究室に入り、現在グリーンツーリズムを学ぶため台湾に交換留学中だという湯浅さん。

コロナ禍で台湾に行くことが叶わず、オンラインで留学先の大学の授業を受けているんだそうです。

 

 


 

◯大学生の湯浅さんが、コワーキングスペースを使おうと思ったきっかけはなんでしょうか?

いま台湾に交換留学中なんですが、オンライン授業なので、家よりも通信環境がよく集中して勉強できる場所が欲しいなと思ったのがきっかけです。神戸のいろんなコワーキングスペースを見て回ったんですが、イチニーマルにいる皆さんがすごく熱心にコツコツと作業してらっしゃるのが印象的で、自分もここにいたら頑張れるのではないかなと思って、イチニーマルを選びました。

 

 

◯以前、甘酒イベント(▷レポートはこちら)にも参加していただいていましたね!

参加できるものは参加してみようかなと思っています! 農業の六次産業化ってすごく面白くて、地域によって解釈のされ方が全然違っているんです。イベントでお話を聞いて「こんなのもあるんだ〜」と、勉強になりました。

コロナで大学生活中の交流が少なかったので、イチニーマルでイベントに参加したり交流したりするのがとても嬉しいしありがたいです!

 

 

◯大学・留学先ではどんなことを学んでいますか?

卒業論文でグリーンツーリズムを取り上げています。グリーンツーリズムは、主に都市部の人たちを農村や自然がたくさんある地域に連れて行って、ミニ観光のようなことをしたり、田植えなどのレクリエーションを通して農村のことを知ってもらうといった取り組みです。

 

特に海外の方が日本の農村に強い関心を持ってくれています。

海外に行った際に市内を見ることはできても、観光名所がないような田舎とか、自然の綺麗な地域にはどうやって行けばいいか分からないですよね。日本の農村に行きたいけど行き方がわからない、という海外の方たちを農村に一緒に連れて行ってあげると、すごく喜んでいただけます。
なので主に海外の人たちに対して、日本の農村をもっと知ってもらうためにどのようなことを取り組んでいこう、といったことを考えています。

 

 

 

 

◯グリーンツーリズムを学ぶ=台湾なんですね。

農村に来てくれる海外の方の割合で、一番多いのは中国、その次に多いのが台湾なんです。中国は台湾に比べて元々の人口がすごく多いのに、台湾からもほぼ並ぶぐらいの人たちが日本の農村に来てくれているんです。

台湾にも面白いグリーンツーリズムの形があって、それを学びつつ、「何を面白いと思って日本に来てくれているのかな」というのを調査したりしています。

 

最初はフランスにいこうかなとも考えていました。というのも、グリーンツーリズムが一番進んでいるのはフランスで、ヨーロッパの中でフランスの人が一番日本の農村が好きだと言われています。

フランスの方は日本の農村をみて「懐かしい〜」って思うそうなんです。何に懐かしいと感じてくれているのか、その理由が分かって、それをいろんな日本の農村で再現することができたら、フランスの方にもっと農村をひらくことができるのかなと思ったり。

 

ただコロナやテロの問題でフランスへの留学が難しくなり、台湾に留学先を変更することにしました。

結局台湾にもまだ行けてないんですが…笑

 

留学に行けていないのは日本人だけで、他国の留学生はみんな現地にいるんです。

「今日はみんなで◯◯食べに行ってきたよ〜」なんて話を聞くとすごく寂しいです。私も早く仲間入りしたい!笑

 

 

 


 

中国語はまだまだ勉強中。それでも「台湾で農家の方々のボランティア活動をしたい!」と、

英語で現地の農家さんに自らアポを取っているんだそうです。

学生さんながら、しっかりと目標を持ってそれを実行する姿、尊敬します…!

 

高校時代からフィールドワークを重ね、日本の文化や農業の面白さに触れてきた経験から、

将来は日本の文化を正しく継承して守っていくようなお手伝いがしたいと話してくれました。

「普段あまり言葉にしないので……難しいですね。笑」と悩みながらの笑顔がとってもかわいい湯浅さんでした😊

 

 

早くコロナが収束し、学生さんが学びたいことを自由に学べる日々が戻ってきますように…。

ありがとうございました!